『素人でも楽しめる美術館』~その3~

ジュエリーミーテ

2011年08月18日 14:00



美術史博物館-オーストリア・ウィーン-

 前回、ルーブルの悪口ばかり書いていたようなので、
今回はお薦め美術館・ハプスブルグ家の栄光を今に伝える、
オーストリアの首都ウイーンの
『美術史博物館~Kunsthistorisches Museum~』です。

ヨーロッパ三代美術館の一つに数えられるように、
その内容は大変すばらしいもので、
この美術館は、本館の他に別館がいくつか有り、
装飾品を見るのであれば、新王宮と王宮の間の奥にある
シャツカマーを目指しましょう。
入口はちょっと分かり難いかもしれませんが、
確か標識が出ていたと思います。

ここで、まず目を引くのが、こぶし大のエメラルドをくりぬき、
金の細工を施した蓋を被せている、2680ctもある壺です。
写真で見るのと違い、以外と、透明感があり本物の美しさに驚かされるでしょう。
他にも、416ctのアルマンダイン・ガーネットを使った、
ハプスブルク家の紋章“双頭の鷲”や4匹の蛇が支える492ctのアクアマリンの置物。
そして、個人的に感動したのが『フランツ1世』の肖像画で、
その絵の中で着けている『ルドルフ2世の王冠』、『オーストリアの王笏』の実物が、
絵の前に展示してあります。

王冠は、ダイアモンド、ルビー、サファイア、真珠などで飾られ
とても繊細な金の彫刻が施してあり、王笏にも王冠と同様の宝石で飾られ、
エナメルや金の細工の細かさに目を奪われるでしょう。
これが、400年も前に作られ、200年前の肖像画に描かれ、現
在に残っているというところに、ハプスブルク家の偉大さを感じさせられます。

そして、美術史博物館本館は、
さすが欧州三大美術館と呼ばれるだけあって、とにかく大きい。
全部見るつもりなら、大英博物館やルーブル美術館並の覚悟が必要かもしれません。

ここで、宝飾に限れば、イタリア・ルネサンス室にある
ベンベヌート・チェリーニ作通称『サリエラ』と呼ばれる胡椒入れで
チェリーニ作の唯一現存する確かなものだそうです。
金にエナメルを使った作品で33cmもの横幅がありますが
結構普通の陳列物と同じように展示してあります。

美術史博物館を見ると、“ハプスブルク家”の富と栄光が集約され、
王家の権勢というものが強大で、
また素晴らしい芸術の数々を育てていったのだと思える美術館です。

交通 地下鉄 Stephansplatz駅,Volkstheater駅,   徒歩10~15分
   トラム リンクNo.1or2は目の前に止まります

※約10年前当時のままの文章ですのでご容赦ください。

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